半農半菓
僕のアート
2009年10月20日
11日の稲刈りから始まった我が家の稲刈り。
今日の自然農の稲刈りで、ほぼ終了。
全部で約5反分。
ハゼかけの並ぶ夕暮れは美しい。

ハゼ組を組んでいくのに、適当にやっても要は稲がぶら下がってればいいんだけど、
僕は自分がかける部分は、高さをきちっとあわせて水平にこだわる。
畦の水平と平行にハゼかけされた稲がピシャーと並ぶ姿は、やはり美しい。
これから2〜3週間脱穀するまでのあいだ、横を車で通り過ぎながら、
はぜかけの姿を眺めては、
「おー、一直線だ」
「美しい」
と一人自己満足にひたる(^^)
畦塗りしたときも、その出来栄えに一人ひたる。
要は水が漏れなけりゃ、表面がでこぼこでもほんとはかまわないんだけど。
田植えが終わって水を張った後、鏡のような水面に、向こうの風景が映る。
古代米の穂が出た時の、夕焼けに輝く田んぼ。
一本の苗が何十本にも分けつしてそそり立つ稲の姿。
脱穀が終わって、稲わらを振りまいた後の、黄金色の海。

そのときどきの作業とその出来栄え、自然が生み出す情景の中に、
美しさをみる。
そのたびに何とも言えない喜びに満たされる。

絵も描かない、音楽も奏でない僕だけど、
田んぼは僕にとっての芸術。
心の泉なのかもしれない。

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