おうちえんリフォーム 製材
2010年1月25日
うちの山から切り出した杉とヒノキを製材所へ。
根元は腕をまわしてやっと届くくらいのものも数本。 これくらい太いものだから、製材所に出しても、買うよりは安くなるが、 普通の3寸角の柱がやっととれるくらいの木だと、ホームセンターで買う方が製材代より安くなる。 それも、自分で切って、自分で山から降ろしたからで、 すべての手間賃を入れたら、輸入材にとても太刀打ちできるものじゃない。 このねじれた価格構造の中で、 林業の後継者を、というスローガンがとても空しく響く。 林業だけでなく、農業、漁業、 僕らの生きるのに一番大事なものに関係するものは、 このねじれた価格構造の中で、みな出口を見つけられずにいる。 自分でやる、自給という視点に立ってはじめて、 お金で考え、お金でコントロールされる次元を抜け出すことができる。 そこにひとつの解決の糸口がある。 今住んでる家をリフォームするときに世話になった田布施の製材所は、もう辞めてしまった。 近くで唯一まだやってる平生の製材所。 帰り間際、 木を挽いてくれたおっちゃんが、言ってた。 「また持ってきてな。あんまり仕事がないけえ」 次回、一年は先だろうけど、 そのときまだやってくれてることを祈る。 |