半農半菓
ISANA
2010年7月9日
とってもすてきなウェブマガジンが発刊されました。
その名も、 「ISANA」

友人の堀永くんが、新聞記者をやめてまで、長年の想いを形にした新しい形のメディア。
オルタナティブメディアの一つの形です。

うちのHPを覗く人なら、
きっと興味そそられる人や情報が満載です。

その中の「虹色エッセイ」、すてきな面々が名を連ねてますが、
僕も参加させてもらってます。
「意識的に生きる」的なことを書いていくつもり。

中身ももちろんながら、
写真も文章もセンスが光るこのサイト。
ぜひのぞいてみてください。
http://isana.ne.jp/


以下、「ISANA」より、堀永くんの想いを抜粋。




山口県に帰郷して10年。

「こんな何にもないとこ、もう帰ってこんだろうな」
田舎の風景も刺激の少ない人々の営みもいやで
都会にあこがれて東京近郊の大学に進学したけれど、
結局、いつもきれいな水や緑に飢えていました。

人との縁がきっかけで戻ってみると
自分がいかにこの自然に癒され、
力をもらっていたかを痛感。
その上、自然の中で思いっきり楽しく
遊び、暮らしている人たちとの出会いで
ふるさとがたまらなく面白い場所に見えてきました。

そんな達人たちを講師に招いて
子どもたちの自然教室をやるうち、
ある実感が大きくなっていきました。
「この自然がなければ絶対に僕らは
生きていけんし、自分のためにも
これからの子どもたちのためにも
豊かな自然は守らんにゃいけん!」と。

よくよく見て学んでみると、
こんな田舎でも自然の豊かさが
どんどん失われていってるんです。
もったいない…もったいなさすぎる!

どうしたらいいんかなって考えた時、
やっぱり、自然とちゃんとつながって
生きてる人をお手本にしながら
自分の暮らしと自然をつなぎ直すことしかないな、と。
しかもその楽しさや感動を周りの人にも発信できたらいいな。
…というわけでこの「ISANA」ができました。

ISANA=「勇魚(いさな)」はクジラやイルカを表す古語です。
勇魚たちは豊かな森、川、海をを象徴する生態系の頂点。
ここ山口でも瀬戸内海側にはスナメリが生息し、
日本海側には大型のクジラが回遊してきます。
勇魚たちがいつまでも元気に泳ぎ回る海…
そんなロマンに浸りつつ、
その大きなめぐりにつながる暮らしを
一緒に楽しみながらつくっていけたら幸せです。

編集長  堀永 州平

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