半農半菓
進化?退化?
2012年5月15日
実は先日、トラクターをタダでゆずってもらうことになった(^^)
大事に使ってたんだろう、新品同前だ。
トラクターなんて使うことはないと思っていたが、
ちょうど今年から田んぼを5反増やして全部で1町歩を超えることになった矢先のタイミングに舞い込んできたこの話。
ちなみにおうちえんを始めるときに舞い込んできた話から5万円でゆずってもらったグランビア(8人乗り)は、現在大活躍。
てんぷら油で走りながら、しょっちゅう海に山におでかけしてるおうちえんの機動力はこの車のおかげ。
中古査定は100万円だった。
今回タダでゆずってもらったトラクターも新品同前、中古市場では65万円の値をつけている。
これはきっと意味あってやってきた話に違いないと
せっかくだから、ありがたくいただくことにした。(^^)

6年前までは、自然農だけで耕すことなくしてきた米つくり。
今も自給用の米つくりのベストは自然農だと思ってる。
が、田んぼの条件がよければほんとに手がかからないけれど、
水はけなどの条件が悪いと草管理に手がかかりすぎるのと、
手作業のため広い面積は限界がある。
てんぷら油でディーゼルエンジンは動くことを知り、
自分の中でオッケーになった農業機械。
それから耕す田んぼも作りはじめてもう6年なる。
一度機械で楽をすると、なかなか元には戻れないもんだなとつくづく思う。
そして耕運機からトラクターへ。
今回荒起こしに使ってみて、、、
確かに楽だ。
乗ってるだけだもんな。
5反耕すのがほぼ一日で終わってしまった。
5反で使ったてんぷら油10リットル。
代掻きにもう一巡使うとして。
裏作で菜種を作って油をとったとしても、そこからできる油でまかなうことができる。
(2反あれば30リットルは素人レベルでつくってらっしゃるみたい)
(菜種自体が在来でなく外来植物で問題ありという話はちょっと横に置いておこう)
燃料だけでいえば十分持続可能なレベルかな、と。
まあ、もちろんこれを高い金額で購入して使うならまた本末転倒な話だけれど。

たしかに楽だし、早いのは嬉しいんだけど、
エンジンの音で自然の音は聞こえなくなるし、
体の中から生まれてくる喜び度合、心地よさは、断然自然農に軍配があがる。
だけど、手作業は面積が広くなれば、修業モードになってしまう僕。
実際40過ぎると、微妙に疲れの回復が・・・(^^;)
いったいどっちやねん!ってとこだけど、
やっぱりこれまでもこれからも
1反くらいは自然農、
あとは機械力ってとこらへんが、僕の喜びの最大値。
これからもからだと心にききながら、
僕のとってのちょうどいいところでやっていくとは思います。
とりあえずツールの選択肢が一つ増えた今年の米つくり。
これははたして進化なのか、それとも退化なのか。
どっちなんでしょうね(^^)

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