半農半菓
喜びへと続く道
2012年6月18日
今年から自然農の田、まだ草が落ち着いてない
今年から自然農の田、まだ草が落ち着いてない
こちらは7年目、草がいい感じ
こちらは7年目、草がいい感じ
子どもたちも上手
子どもたちも上手
大島で自然農の農園を始めたKさん
大島で自然農の農園を始めたKさん
今年から自然農の田を2反に増やした。
もともと同じ田を3区画に分け、自然農、直播、普通田とを比較してきた田んぼ。
http://www.oh-shita.com/slowlife/blog/41.html
数年前から、直播はやめて、自然農2区画と、普通田1区画で耕作してきた。
そしてとうとう今年から、すべてを自然農の田に。
つまりは、自分の中に結論が出たということでもある。
もちろん僕にとっての結論でしかないのだが。
米の味も、作業の楽さも、かかる経費も、環境負荷も、
すべてダントツ自然農に軍配があがった。

そして自然農に切り替えた6畝を6区画に分けて、貸し出すことにした。
広い田をやる余裕はないけど、少しだったらやってみたい方。
田植え、草刈、稲刈りはそれぞれでやってもらって、水管理、脱穀調整はこちらで受け持つ。
呼びかけたらすぐに決まった。
この17日日曜は、自然農の田植え講習。
講習、体験に来た人たちで、1区画。
残る5区画を4家族で。
1区画だいたい1畝で、半日で田植えが終わる広さだけど、
たぶん30キロはとれるだろう。
みんな自分たちの米をつくってるとなると、目つきが違う。
もくもくと、あるいはおしゃべりしながら、のどかに植えていく。

自然農で家族のお米くらい自給したい人にとって、その足掛かりに程よい広さだと思う。
小さくてもいいから、一部でもいいから、まずやってみる。
そしてつかんでいく、できるという確信が、
感じていく気持ちよさが、
いつのまにか意識の中の、むずかしいかも、たいへんかも、というブロックを溶かしていくから。
そしてほどよい田んぼに出会っていったり、
いつのまにか描いてた暮らしに近づいてる自分を発見したりする。

この自然農の田以外にも、
今年も新たに4家族が、米つくりを始めた。

僕にとっては、そうやって、自分たちで米つくりを始める人が増えるのが何よりの喜び。
自然農じゃなくったって、かまわない。
人の暮らしが、自然に近づいていく。
循環を取り戻していく。
つながりを取り戻していく。
そして調和へと近づいていく。
それが一番うれしいのだと思う。

それはきっと、喜びへと続く道だから。

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