半農半菓
意識的に生きる(2)  「天動説」と「地動説」
2007年11月9日
かつて中世と呼ばれた時代。
宇宙の中心に地球があり、星はその周りをまわっていると人々は信じていました。
いわゆる「天動説」です。
1400年の長きにわたって、地球の天文学の趨勢を占めてきた「科学」の常識。
1543年に出されたコペルニクスの「地動説」によって、「天動説」は徐々に力を失いますが、それでも90年後の宗教裁判で、ガリレオは地動説の撤回を強要されました。
コペルニクスの著書が法王庁によって最終的に解禁されたのは、1822年のことです。
一度、社会の常識となり植えつけられた人の概念や体系の修正が、いかに困難かを物語っています。

今、科学の世界でも、コペルニクスを上回るような常識の大転換が起きようとしています。
でもそれが、人の一般常識に浸透するまでには、まだ時間がかかる、のかな。

「意識が現実をつくる」
それを理解するために、理論的な裏付けとなる、物理の世界というか科学の世界の話も、何点かしようと思います。
現在、最先端科学の世界では、一般常識からすれば信じられないようなことが、この世界の基本構造として暴かれつつあるからです。
ちょっと小難しいかもしれないけど、左脳的な理解には役立ちます。

ひとつは、量子力学の世界、素粒子の話。
ひとつは、時間の正体、過去、現在、未来の話。
ひとつは、2次元とか3次元とかの概念、次元の話。

題名読んだだけで、引いちゃう人もいそうですが。

人は自分の信じ込んでいるものによって、いつも何かの決定を、選択をしています、常に。
では日頃、当たり前だと信じ込んでいる一般常識が、まったく違うとしたら?
選択する答えは違うはず。
意識的に自分の現実を選択、創造し始めると、
いつも立ちはだかるのは、世の中の一般常識というやつです。
まわりにももちろんですが、自分の心の中にしみ込んでるからね。
そのときに、幻想に惑わされずに、常に意識的にいられるためには、
ぼくにとっては、科学的な裏付けが、とても役に立ちました。

「天動説」と「地動説」。
僕らが信じ込んでいることは、絶対ではない、ということ。
いつも心に留めておきたいものです。
それが、社会の99.99%が当たり前と思っていることだとしても。
幾世代にもわたって、受け継がれてきた価値観だとしても。
それが自在に生きるための、サティアンから抜け出すための、第一の要素です。

「人生はなかなか思うようにならない」
「人生は我慢」
「うまくいく人もいるけど、普通なかなかうまくいくもんじゃない」
「理想はこうやって生きたいけど、現実があるから・・・」
そんな幻想から、みんなが自由になれますように。


〜私たちが信じていることは、絶対ではない〜

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