半農半菓
イラクの子どもたち
2007年12月4日
収穫祭の夜、我が家の一部屋で、イラクの現状ルポの上映会が開かれた。
劣化ウラン、クラスター爆弾、戦争の背景、死んで行く子どもたち、・・・。
今この時も、地球の裏側で広がっていく悲しみと絶望、憎しみ・・・。
メディアにはのらないイラクの実情。
こういう映像を初めて見た人もいたようで、
観に来てた人達の涙とともに30分の映像が過ぎていった。

僕が、ライフスタイルを変えたい、
石油エネルギーから脱皮したい、
と強く思うようになったのは、こんな戦争の裏側と僕たちの生活の関係を知ったからに他ならない。
しばらくぶりに、こういう映像を観て、僕の中にそんな世界への想像力が薄れてきていることに気がついた。
新しい世界への創造にあらためて、
思いを強くさせてもらった。

こういう映像を見ると、
政府やアメリカなどへの怒りをあらわにする人もいる。
でも僕は、怒りや批判、否定では解決はないと思ってる。
それどころか、それが新たな争いの火種になっていくのではないだろうか。
価値観の違うものへの無理解、否定、
相手への想像力の欠如。
そして無関心。
意思を表示しないこと。
その延長に、今イラクで死んでいる子どもたちがいる。
だから、共犯者はぼくら自身なのだ。

だから、僕らにできることは山ほどある。
日々一瞬一瞬世界を変えられる。
子どもたちとの間で、
家族や夫婦の中で、
職場で。

だからこの映画をみて、
また想いを新たにする。
今日、出会う人との中で、
新しい世界を創ろう。
まず自分の中に、
そしてまわりの人の中に。

価値観の違う人をまるごと受け入れられるように。
たとえ子どもに対してでさえ、自分の価値観、ペースを押し付けないように。
相手はどう思ってるのかという想像力がもてるように。
自分の意志を表明できるように。
それも相手の批判ではなく。
支配すること、されることのないように。

その先にしか、世界のほんとうの平和は訪れないと思う。
今、イラクには行けないけれど、今、自分の目の前で出来ることは山ほどある。

イラクの子どもたちの命に、
苦しみ泣く世界中の人たちに、
身をもって戦争の悲惨さを示してくれて、
僕らの意識の延長をみせてくれて、
ほんとに、ほんとうに
ありがとう。


この映像のDVDを無料でコピーさせてもらうことになりました。
コピーしたDVDを店に置く予定です。
欲しい人は、欧舌まで。
そして周りの人たちと分かち合ってもらえれば、
うれしく思います。

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