半農半菓
宮大工まがい?
2007年3月24日
作成途中のお社
作成途中のお社
20代までのこぎりも金づちもほとんど握ったこともなかった僕。
5年前、家の改装を機に、木の面白さにすっかり目覚めてしまった。
以来、子どもたちの誕生日ごとになにか作ってきたが、とうとうこんなものまでつくることに。
なにかって?
神社です。
実は今、ここの部落の自治会長をしてる。
山の上に小さな神社があって、ここらの氏神様がまつってある。
昔から、夏祭り、秋祭り、とにぎやかだったそうな。
けど、僕らでもはあはあ言うような急斜面。
まして70歳を過ぎようかという人たちがほとんどのうちの部落では、その守りさえ、大変。
そこで話し合いの結果、近くの八幡様の敷地内に移転させてもらうことになった。
けど、社を建てるといえば、たとえ小さくともプロに頼めば、うん十万円。
そのお金を誰がもつかということで、神社もわが長老たちも口をつぐんだまま、数十分。
そこで、つい「あ、僕が作りましょう(^^)」と、高らかに宣言してしまった。
というわけで、2月から、少しずつ作りはじめた次第。
3月は店が一年で一番忙しい時期なので、2月中に作るつもりだったが、土台の石組と骨組みだけで2月が終わってしまい、この忙しい時期に夕方こつこつとやっている。
今、やっと屋根のカーブを作り終えたところ。
手前みそだが、ご披露する。

おかげで、冬の空き時間をすべて費やしてしまったが、ぶちええ勉強になった。
釘を使わず、木組みでつくる昔大工のわざを、だいぶん覚えた。
これで、次は家を一からつくるえー自信になったもんね。
人生、無駄なことはひとつもない!

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