半農半菓
「楽して徳して得して楽しく暮らそう」
2008年1月29日
散髪直後  誰?
散髪直後  誰?
いつものちょんまげ  小汚いうなじを・・・失礼
いつものちょんまげ  小汚いうなじを・・・失礼
楽して得して楽しく暮らそう
楽して得して楽しく暮らそう
美容室に髪を切りに行きました。
僕を知ってる人は、「行く必要あるの?しかも美容室?」と思うでしょ。
いつも髪を後ろで束ねたちょんまげヘアですから。
実は一年半ぶりに切りました。
いいかげん、馬の尻尾が背中まできてました。
さすがに、うっとうしくて・・・(^^;)
自分で切ればいいのですが、
一年に一度くらい切りに行ってます。
しかも美容室。

なぜ、美容室かというと、
僕が16歳の頃から、行きつけの店なんです。
徳山(現周南市)の「ヤスオ」という美容室。
バンド組んでたこともあり、かなり、おしゃまな高校生でしたから、いろんな髪型をしてました。
(それが今では万年作務衣にちょんまげルック・・・、なはは)
で、当時から美容室通いだった僕。
そんなわけで、自分でも切れるような馬の尻尾切りを
顔見せがてら、わざわざ美容室へ行ってるってわけ。
毎回、いやがらせかと言われます。

でもまあ、もうひとつの理由は、実験台です。
実は、僕はシャンプー、石鹸を使っていません。
お湯だけの洗髪です。
ちなみに体も、石鹸を使いません。
もう6年くらいになるかなあ。
「シャンプーやめたらしかも長髪ちょんまげだし、あんたの髪質、一発で禿げるよ」
当初、美容師さんたちに言われてました。
1年目、ぜんぜん大丈夫でした。
「おかしいなあ、でも、もう使ったほうがいいよ」と言ってました。
2年目、毛根がしっかりしてきて、産毛が生え始めていました。
「うそ?そんなはず・・・」
3年目、髪、頭皮、皮脂、それも最高の状態になってました。
そこの美容師全員に取り囲まれて、頭の毛穴、隅から隅までじろじろ調べられました。
「美容師として今まで信じてきたものが根底から覆る」
「お客さんに説明してたことが・・・揺らぐ」
みな、戸惑っていたのをよく憶えています。
その後も毎年一回通って、今に。
「でも、みんなあなたみたいになったら、うちは成り立たんしねえ。」とおっしゃるのは、そこの大先生。
先生と一部の美容師さんは、一度自分も辞めようと思ってやめてみたが、
3日目には怖くなって、また使い出したと言ってました。
そんなもんだよねえ、普通は。
それほど僕らに刷り込まれてる固定観念は強いってことでしょう。

僕は若いときからひどいふけ症で、次から次へとシャンプーを変えますが、肌に合わず、
最後は一本5000円くらいする漢方のシャンプーを使ってました。
少しはましですが、やっぱりだめで、シャンプーをやめて石鹸だけにしてみましたが、一緒でした。

そんなある日。
きっかけは、ある環境問題の講演会。
環境ホルモンの話題から、その講師がシャンプーも石鹸も使ってないと聞き、
でもさらっとした彼の髪を見たとき。
目からうろこでした。
そのとき思い出したのは、ケニアの人たち。
よく考えたら、彼らだってなんにも使ってないのに、別に普通の髪だった。
もちろん、彼ら特有のチリチリパーマみたいな髪ですが。
そして時同じく、たまたま読んだ一冊の本。
「楽して徳して得して楽しく暮らそう」
関西でシャンプーもパーマ液も使わない美容室を営む牧野裕子さんが書いた小冊子。
(ちなみに欧舌にも置いてます。一冊350円+税)
そこにはこんな感じのことが書いてありました。
「シャンプーや石鹸で皮脂がとられ、それを補おうと体はせっせと皮脂をつくる。
余分な皮脂がふけとなり、皮脂過多の脂性になり、脂性と思い込んで、より強いシャンプー剤で強く洗ってしまう。
頭皮はますます皮脂を落とされ、またそれを補おうとしてますます皮脂をたくさん作り出すという悪循環」
なるほど!
必要以上に脂を奪うから必要以上に作ろうと体がするのか!
なんか畑の雑草とかばい菌の話みたい。
http://oh-shita.com/slowlife/essei/14.html
僕は、なぜシャンプー、石鹸をやめた人が最初の数週間はかゆくなったり、ひどくなったりして断念してしまうのか、これを読んで得心がいきました。
多量の皮脂をつくる習慣が抜けない間は、かえってかゆくなり、
そこを過ぎると、もう皮脂をたくさん作らなくていいんだと細胞が覚えれば、適度な皮脂状態に自ずから保たれるようになる、そういうわけなんだ、と。
それが1週間から数ヶ月。
個人差があるようです。

頭の毛穴が一番化学物質を取り込みやすいとも昔聞いたことがあります。
実際、毎日、界面活性剤入りの液体を刷り込むんですから、念入りにね。
出産時に、羊水がシャンプー剤のにおいがする人が増えたとも聞きました。

確信を深めて、自分を実験台にしてみようと、いつもの実験癖。
最初は、お湯しか使ってないと人が聞いたら、汚いと思われるんじゃないだろうかと、
一年くらいは、人に言いませんでした。
僕の場合は2〜3週間くらいでふけも垢もほとんど出なくなりました。
それから6年。
美容師さんもびっくりの結果です。
今では、自信をもって、人に言えます。
使わなくっても大丈夫!
いやむしろ、使わなくなって、髪と肌が最高の状態になりましたってね。
髪をさらっとさせたい方は、リンス代わりに、食酢をちょっと混ぜて髪をすすげば、ばっちりです。
僕は男だし、面倒くさいのでお湯だけですが。

川はきれいになる、体もきれいになる、体の中に化学物質は入ってこない、
財布にやさしい、洗髪もお風呂も簡単。
まさに「楽して徳して得して楽しく暮らそう」。

今回、3歳の真を一緒に連れて行ってました。
ずっと体も石鹸を使わずお湯だけと聞いてた大先生、
「この子もそう?」と聞いてくるので、「生まれてからずっと」と答えました。
先生、真の服を半分脱がして、お腹から背中からお尻まで、なでなで、ぺたぺた。
「ほんと!!つやつや!」
鏡越しに、突然体中を撫で回された真の固まった顔が見えました(^^)

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